「プラマン」でも「トラディオ」でもない、トラディオ・プラマン

別に連載しているわけじゃないが、ぺんてるトラディオ・プラマンシリーズ第4回。もうこれで本当に終わりにしたい。

トラディオ・プラマンを「ぺんてるのプラマン」と呼んでいる人が多いようである。確かにキャップのシールにカタカナでプラマンと書いてあるが、でもプラマンと呼んでしまうと使い切り型の本家プラマンの立場がなくなってしまう。トラディオ・プラマン TRJ50 他はプラマンの派生モデルである。プラマン現行モデル JM20、第3回で写真を載せた旧モデル JMS20(※追記)の存在を忘れないでほしい、というか知ってほしい。確かに使い切り型は万年筆っぽくない外見のせいかあまり知られてないようだし、インク残量も見えないので捨て時がわからない。

じゃあケータイWatch の記事のように「Tradio」と呼んだり「トラディオ」と呼んだりするのはどうか。すると今度は第2回で書いたトラディオ・セラミクロン、トラディオ・ボールぺんてる、トラディオ・シャープペンシルと区別できなくなる。トラディオ・セラミクロンとトラディオ・ボールぺんてるは入手困難のようだが札幌の大丸藤井セントラルでは普通に店頭で販売されている。

だからトラディオ・プラマンは「プラマン」でも「トラディオ」でもなく、トラディオ・プラマンと呼ぶしかないのである。Microsoft Outlook Express を「アウトルック」と呼んでしまうと Microsoft Office に含まれる本家 Microsoft Outlook の立場がなくなるし、「エクスプレス」だと例えば AirMac Express と区別できなくなる。だから略す場合は「OE」とするしかない。これと同じである。

でも月刊ぺんてる4月号(現在は消失、2008年 7月14日確認)には「1979年に万年筆とサインペンの特性を兼ね備えた「プラマン」が発売された」とあって、そのあとに

その後の1993年、「プラマン」は新たな進化を遂げます。デザインも一新され、従来の「中綿式」から「生インキ式」となり、使い捨てタイプから、ペン先ごと交換するカートリッジ式になりました。

と書いてある。ぺんてる株式会社でさえ、現在も販売中の使い切り型プラマンの存在を忘れている。

ちなみに第3回のプラマン旧モデル JMS20 赤は 6月13日(月)天寿を全うした。僕はメモや下書きにチラシの裏をよく使うのだが、光沢のある紙だと色は薄くてもまだ書けるけれども、プリンタ用普通紙のような紙だと線がすり切れて、力を入れて書くので右手中指が痛いので捨ててしまった。買ったのは1996年 4月〜7月の間と思われるので 9年使ったわけだ。

ところでフレンチカラーは 6色あるが、Pentel in FranceStylo plume を見ると 8色ある。

8 couleurs :

doré, cuivre, vert d’eau, kaki, bleu, violine, lilas, cerise

これを Google 言語ツールで「フランス語から英語へ」翻訳すると、

gilded, copper, green of water, kaki, blue, violine, lilac, cherry

となった。意訳すると

ゴールド、カッパー(銅)、グリーン、カーキ(khaki)、ブルー、バイオレット(violet)、ライラック(薄紫)、チェリー(サクランボ色、深紅)

こんなところか。cherry と言えば日本人は桜を連想するが、欧米人は普通サクランボを連想するので、桜色ではなく深紅を意味するそうである(「スーパーアンカー英和辞典」初版、学習研究社、1996年)。Stylo plume の 8色の写真はたぶん上から順に

ゴールド、ブルー、グリーン、カーキ、カッパー、チェリー、ライラック、バイオレット

じゃないか。この 8色の写真とフレンチカラーの特長・仕様(現在は消失、2008年 7月14日確認)の 6色を何度も見比べてみて、

ゴールド → フレンチゴールド
ブルー → フレンチブルーまたはフレンチミント
グリーン → フレンチグリーン
チェリー → フレンチピンク
ライラック → フレンチパープル

じゃないかと思う。「今回はファッションの国フランスからおしゃれなパール調の軸色がとどきました」と書いてあるけれども、そのまま持ってきただけではないようだ。

過去の日記を見ると、僕が万年筆形状のペンを初めて買ったのは1990年 5月31日(木)で、使い切り型でインクは黒。1994年 1月19日(水)にも同じものを買っているので、これもプラマンじゃないかと思う。とすると本家から派生モデルまで 15年使っていることになるのか。

追記: 2006年 5月14日

「プラマン現行モデル JM20」「旧モデル JMS20」と書いたが、JMS20 は JM20 の「ショート版」という位置づけで両方同時に販売されていたらしい。モデルチェンジしたわけじゃないようだ。訂正します。

ぺんてる プラマンJM20・JMS20・カリグラフィーペン (発想の道具)

第1回: 7年以上使ったぺんてる Tradio PulaMan の緑 (2005年 2月5日)
第2回: ぺんてる Tradio の茶軸、赤軸 (2005年 4月13日)
第3回: ぺんてるトラディオ・プラマン フレンチカラー (2005年 5月24日)
第4回: 「プラマン」でも「トラディオ」でもない、トラディオ・プラマン (2005年 6月17日)
第5回: トラディオ・プラマン緑、青、BOXY 青 (2005年 8月15日)
第6回: 猫にペン (2005年10月14日)
第7回: トラディオ・プラマン青インク漏れ (2006年 5月14日)

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