色の名前は難しい

トンボ鉛筆の色鉛筆 COLOR DICTIONARY IROJITEN 30 colorpencils (CI-RTA)です。

051028_01

箱の上半分ほどが日焼けしているのは、下半分ほどに新刊書籍に掛かっているような帯があったから。家には絵を描く人はいないので、どこかからもらったもの。もらってから 10年以上たっているようだがほとんど使ってなかった。

051028_02

黒いのはヒモ。右から vol.1 pale tone I (CI-RPA)、vol.2 vivid tone I (CI-RVA)、vol.3 deep tone I (CI-RDA)。

051028_03

これは vol.2 vivid tone I。右下には以下のように書いてある。

・色名は慣用英名を使用しています。
・和名はそれに対応する参考色名です。
・最後の数値は、色相と明度・彩度を表わしたマンセル値(三属性値)です。

詳細はこちらを参照していただいて(リンク先消失を確認、2009年 4月17日)、色名の英語と日本語について検証していく。それぞれの冒頭にあるのは 1 本ごとの型番。

vol.1 pale tone I


CI-RP01 ORCHID PINK          薄紅(うすくれない)
CI-RP02 CORAL PINK           珊瑚(さんご)色
CI-RP03 SHELL PINK           桜貝
CI-RP04 NARCISSUS            水仙
CI-RP05 LETTUCE GREEN        若菜色
CI-RP06 ICE GREEN            薄浅葱(うすあさぎ)
CI-RP07 AQUA                 アクア
CI-RP08 FORGET・ME・NOT BLUE 忘れな草色
CI-RP09 LILAC                ライラック
CI-RP10 PIGEON GRAY          鳩羽色

pale tone の pale は淡い、薄いという意味。orchid はラン(蘭)の花で、薄紫色。ICE GREEN は直訳すれば淡い緑、なぜ薄浅葱となるのかわからないが、浅葱色とは「淡い葱(ネギ)の葉の色」という意味で、緑がかった薄い藍色、または水色。aqua はラテン語で水、水色。forget-me-not は忘れな草。lilac は薄紫色、ふじ色。pigeon はハトだが、小さい鳩は dove と呼ぶらしい。

vol.2 vivid tone I


CI-RV01 CHERRY RED       チェリー
CI-RV02 TANGERINE ORANGE 蜜柑(みかん)色
CI-RV03 DANDELION        蒲公英(たんぽぽ)
CI-RV04 CHARTREUSE GREEN シャルトルーズグリーン
CI-RV05 PARROT GREEN     パロットグリーン
CI-RV06 PEACOCK BLUE     ピーコックブルー
CI-RV07 KING FISHER      川蝉(かわせみ)色
CI-RV08 LAPIS LAZULI     ラピスラズリ
CI-RV09 IRIS VIOLET      菖蒲(あやめ)色
CI-RV10 IVORY BLACK      黒

cherry は以前書いたように桜色ではなくサクランボの色で深紅。tangerine はタンジールミカンで、日本のみかんに似ているらしい。ちなみに日本のみかん(温州みかん)はイギリス英語では satsuma、アメリカ英語では慣用的に tangerine と呼ぶそうだ。chartreuse はシャルトルーズ酒、明るく薄い黄緑色。parrot はオウム。peacock はクジャクで、peacock blue は光沢のある緑青色。lapis lazuli は宝石の瑠璃色。iris はアヤメ科のアイリス、violet はすみれ色で、purple よりも青みがかった色。ivory は象牙。

vol.3 deep tone I


CI-RD01 CRIMSON        臙脂(えんじ)色
CI-RD02 CHESTNUT BROWN 栗色
CI-RD03 AUTUMN LEAF    枯葉色
CI-RD04 MAPLE SUGAR    銀煤竹(ぎんすすたけ)
CI-RD05 OLIVE YELLOW   オリーブイエロー
CI-RD06 ELM GREEN      鶯(うぐいす)色
CI-RD07 FOREST GREEN   千歳(ちとせ)緑
CI-RD08 MIDNIGHT BLUE  青褐(あおかち)
CI-RD09 MULBERRY       紫根(しこん)
CI-RD10 TAUPE          土龍(もぐら)色

crimson は深紅色、臙脂は黒みがかった赤色。maple はカエデ、モミジ。正式にはサトウカエデ(sugar maple)といい、maple sugar はサトウカエデの樹液から精製して作ったかえで糖。これがなぜ銀煤竹となるのかわからないが、煤竹とは、すすがついて赤黒くなった竹。オリーブ色は黄緑色から黄褐色までの色合い。elm はニレ(楡)だからこれもなぜ鶯色となるのか。鶯色は緑に茶の交じった色。forest green は深緑色。midnight blue は濃いダークブルー。mulberry はクワ(桑)、暗紫色。taupe は茶色がかった灰色。

参考:

  • 「スーパーアンカー英和辞典 初版」(学習研究社、1996年)
  • 「現代新国語辞典 初版」(学習研究社、1994年)

以上、Canon の電子辞書 IDF-3000 に収録。

『日本語大辞典』(講談社)に色名辞典があったと思う。ヨーロッパと日本では気候・風土が違うので色の表現の仕方も違ってくるだろう。それに白人に見えている色がそのまま日本人の目にも同じように見えているかどうかはわからないし、逆に日本人に見えている色が向こうの人には判別できないかもしれない。

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中