マクロ向き OLYMPUS E-330、ライバルは Cyber-shot R1 か

Canon EOS 5D、Nikon D200 とデジタル一眼レフの主戦場がエントリーモデルからミドルレンジへと移行してきたこの時期に OLYMPUS E-330 の投入はちょうど良いタイミングだろう。

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なおオリンパスは、動画用の撮像関連のデバイスとして、1980年代からAMI(Amplified MOS Imager/増幅型MOS撮像素子)、SIT(Static Induction Transister Imager/静電誘導型撮像素子)などの研究を続けている。90年代からはこれらをCMD(Charge Modulation Device/電荷変調素子)に1本化し、HDTV用の素子をNHKと共同開発。AMIでMOS技術の基盤を獲得し、CMDなどで画像ハンドリング技術を培った結果、これらの技術がLive MOSセンサーに結びついたという。

OLYMPUS がそんな技術を持っていたとは。胃カメラだけじゃないんだ。

この有効 750万画素 4/3 型 Live MOS センサーという撮像素子は OLYMPUS 自社開発か。Kodak のフルフレーム型 CCD に依存しないという経営戦略かもしれないが、この撮像素子は他社にも売れるんじゃないか。フォーサーズ参入予定の松下電器産業にこれを売って、松下は宣伝上手な会社だからエントリーモデルでも投入して大量に売ってくれるだろう。そうなればオリンパスの赤字も減るかも。

フォーサーズはファインダーが小さい、という不満への一つの回答が「フルタイムライブビュー機能」なんだろう。ただファインダーを覗かずに液晶モニタを見ながら撮るのが中心になると、カメラの構え方がおかしくなる恐れがある。最近のコンパクトデジカメは軽く小さくなりすぎて、しかもカメラの基本的な構え方というのを知らない人が買って使うから、だから手ブレするんだ。両手でしっかり構えて、それなりの重さがあれば手ブレしないはずだ。コンパクトデジカメは ISO 感度を上げると画質劣化するのであまり上げられない、するとシャッター速度が遅くなる、という事情もあるが。「手ブレ補正ジャイロ」とか搭載する以前に、手ブレするような構え方は許しまへんぇ。

E-330 は専用 CCD を利用した「フルタイムライブビュー(Aモード)」では従来通りファインダーを覗いての撮影もできる。ファインダーを省略したり EVF(電子ビューファインダー)のみにしなかったのは正しいと思う。Aモード時の視野率約92%というのは液晶モニタに映る画像の視野率だろう。ファインダー視野率は E-500 と同じ約95%。

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やっぱり F1.4 が欲しいという声はあるようだ。そんな人にはカールツァイス ZF,ZS レンズを。「今年は14-35mm F2がリリースされる予定」とのこと。値段はともかく俺は F2 あれば十分だと思うな。でもテレ端は 50mm か 55mm(35mm判換算で 100mm 相当から 110mm 相当)欲しい。もちろんテレ端まで F2 で、さらに小型軽量で、というのは欲張りか。

MF レンズを使用する場合は、Aモードでファインダーを覗くと E-500 と同じなのであまり意味はない。液晶モニタを見ながら撮る場合は Aモードだと視野率約92%になってしまう。「Bモード(マクロライブビュー)」にして常時ミラーアップした状態にすると視野率100%となるが、ファインダーは使えず液晶モニタのみとなる。Aモードでファインダーを覗くか、Bモードで液晶モニタを見ながらフォーカスを合わせるか。フォーサーズは撮像素子の面積が小さい分被写界深度が深いので、マクロ以外ではそんなに厳密なフォーカス合わせは必要ないだろうから Aモードでいいか。

マクロ撮影には MF/AF レンズとも、厳密なフォーカス合わせができる Bモードが便利。そういえば銀塩一眼レフの OM システムも、マクロ撮影はオリンパス、と言われていたらしい。オリンパスペン F 由来のサイドスイングミラーと共に、伝統は継承されているようだ。

可動式液晶モニタは、レンズ交換式デジタル一眼レフでは初かもしれないが、レンズ一体型デジカメのハイエンドモデルではいくつも採用されてきたので目新しさはない。液晶モニタを見ながら撮れるという撮影スタイルや撮像素子の面積も考えると、ライバルはデジタル一眼レフではなく SONY Cyber-shot DSC-R1 のような機種かもしれない。とするとこれでレンズ付属で実売予想 13万円前後というのはどうか。レンズ交換式という利点はあるが。

この E-330 も Nikon D200 同様賛否両論かもしれない。でも 4/3 型 Live MOS センサーという技術が現れただけでも評価に値すると思う。

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