動機は不純・音楽編

昨年 6月に来た Musical Baton で、aiko を知ったのは「カブトムシ」が「CDTV」1999年12月エンディングテーマとなって番組に出て歌ったのを見た時、と書いた。それは嘘ではないんだが、実は aiko を聴くようになったのはこの頃からではない。

当時広末涼子がやっていた FM ラジオ番組を聴いていて、ある日 aiko の曲だけが集中的に流れた日があって、それがきっかけで関心を持つようになった。シングル「桜の時」が出た頃だったと思う。6年ほど前か。ちょうどその頃「カブトムシ」のカップリング「桃色」が NTT ドコモの TVCM で使われていて、その TVCM に出ていたのが広末涼子、という関係でラジオで取り上げたんだろう。

ただし同じく Musical Baton で書いた中島みゆきは不純な動機などまったくない。「あした」(1989年)という曲とそれを使った当時の KDD の TVCM が印象に残ったのがきっかけである。それ以前から「悪女」(1981年)がヒットしても「ザ・ベストテン」という番組に出なかったり、女の名前がたくさん出てくる「あの娘」(1983年)という曲をなぜか姉が好んで聴いていたりして知ってはいた。

中島みゆきといえば柏原芳恵に提供した「春なのに」(1983年)で、子供の頃この部分の歌詞の意味がわからなかった。

記念にください ボタンをひとつ
青い空に 捨てます

なんでせっかくもらった制服の第 2 ボタンを捨ててしまうんだ、と思っていた。よく聴いてみたらこの曲は、卒業を口実に好きな人にふられてしまったという失恋の歌なんだ。それに気づいたのは20歳過ぎてからだった。「むこうで友だち 呼んでますね」の「友だち」が彼女なのかもしれないけど、せめて第 2 ボタンは彼女じゃなく私にください、私はそれを捨てます、あなたへの想いも捨てます、という意味なんだろう。

曲名や歌詞の一部で検索するとこの曲の歌詞全文を掲載したサイトやブログがすぐに見つかる。明らかに著作権法違反である。ちょっと検索してみた限りでは Web でも多くの人がこの歌詞の意味に気づいてないようだ。この曲に比べれば「木綿のハンカチーフ」なんてまだいい方だ。彼が旅立つまでは恋人だったんだし、「涙拭く木綿のハンカチーフください」と言えるだけまだまし。都会の価値観に感化され都会の魔力にとりつかれてしまった男と、田舎に残されて、変わってしまった彼との別れを悲しむ女。

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