つか、消化不良

「サプリ」(フジテレビ系月曜 21時〜)

あまり役者さんを悪く言いたくはないんだけど、たぶん伊東美咲がミスキャストか役作りに失敗。脚本が昨年の「がんばっていきまっしょい」の金子ありさで、それと同じパターンのような。つまり「脚本が良くても演出がダメ」。月9なんてめったに見ないんだけど、なんか気取ってるというかカッコつけてるというか、そんな雰囲気の演出。第 1 話で広いオフィスを手持ちのカメラで動き回ったり見渡したり、「仁義なき戦い」かよ。亀梨の着メロじゃなくてカメラワークが。月9はこうあらねばならない、という縛りでもあるんだろうか。

いわゆるキャリアウーマンが仕事をこなしつつ恋愛も "サプリ" としてする、という話なら、仕事方面のストーリーもしっかり描かなきゃならないはずだが、結局は誰それと誰それがくっついたとか離れたとかいう話に終始してしまいそうだ。別にそれだけでもそれなりに面白くなると思うんだけど、例えば伊東美咲の妄想シーン、もっとコミカルにすれば面白くなるのに、伊東美咲のナレーションというかモノローグ(独白)からしてコミカルになり得ない喋り方。

第 3 話の「10年後の幸せ」って、分譲マンションの住宅ローン10年で払い終わるわけないだろ。広告ってのは無責任なんだよ。消費者もそれにうすうす気付いていながら、例えば消費者金融のアイフルが返済が滞ると強引な取り立て屋に豹変する会社であることが明るみになると、なぜかアイフルの TVCM に出ていたチワワや清水章吾にまで非難の矛先が向けられてしまう。広告代理店や CM 制作会社は広告主の要求するものを作るだけ。CM 制作者や出演者に責任を求めるのは筋違い。アイフルという企業の実態を知ってて隠蔽したわけではないだろう。CM の内容がどうであれそれは消費者金融なんだから、CM に惑わされた方に責任がある。

そういう広告の無責任さとか、広告業界のことを掘り下げて描いてくれればもっと面白くなると思うんだけど、耐震強度の偽装事件を思い起こすこともなく分譲マンションの広告で「10年後の幸せ」とか言ってるようじゃ期待できないな。あれが広告業界のリアルだとしたら、あんな口先だけのいい加減な業界なんだろうか。CM 出演者だってみんな金のためだけにやってるわけじゃないと思うよ。日立マクセルの DVD の TVCM で志田未来が言ってた「幸せな家庭を築いていますか」は彼女の素直な気持ちだと思う。

佐藤浩市の娘役の志田未来に「復讐」とか言わせると昨年の「女王の教室」を思い出すんだけど、彼女はいつまでも神田和美じゃないんで。「大嫌い」も「女王の教室」第 2 話の「大好きです」を思い出す。彼女は監督志望だそうだが、こんなドラマの演出は参考にしちゃいかんよ。

結局は仕事よりも "サプリ" のはずの恋愛方面がストーリーの中心になりそうだが、それでいいのか? もう一度考え直せ。最初に「脚本が良くても演出がダメ」と書いたが、今回は脚本にも物足りなさを感じる。佐藤浩市みたいに日本全国のうまいもの食って一番搾り飲んで(※1)、白石美帆のように額の上にネイチャーメイドの瓶乗っけて(※2)考え直せ。亀梨和也が「一人旅してまーす」とプッシュトークして友人に「フラレたんだ」と言われる(※3)ような展開よりは、KAT-TUN の 7人目のメンバー「-」(ハイフン)君との「初めての出会い…」(※4)くらいの驚きがほしい。

※1 KIRIN

※2 CM情報|OTSUKA ADVIEW SITE|大塚製薬

※3 NTTドコモ → ドコモのCM → 出演タレント一覧 KAT-TUN
KAT-TUN というユニット名の説明あり。

※4 LOTTE → 商品カタログ → ガム → その他商品ラインナップ

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