コンパクトデジカメは必要か

以前「一眼レフは必要か」と書いたが、マクロを本気で撮ろうと思ったらやっぱり一眼レフが必要である。

【特別企画】フォーサーズ用マクロレンズ4本を比較 (2006年11月14日、デジカメWatch)

これを読んで、デジカメで被写界深度が深くなる理由がやっとわかった。例えば 35mm 判換算 28mm(または 27mm)相当の画角を得るには、レンズの実際の焦点距離は


35mm 判:      28mm
APS-C サイズ: 18mm (Canon: 17mm、Foveon X3: 16mm)※27mm相当
フォーサーズ: 14mm
1/2.5 型: 4.6mm

となる。撮像素子の面積が小さくなるにつれて実焦点距離も小さくなっていく。撮像素子の面積とは関係なく、レンズの実焦点距離と被写界深度の深さの関係は変わらない。実焦点距離の数字が小さくなるほど被写界深度は深くなるので、デジカメで撮像素子が小さくなるほど被写界深度は深くなるということか。だから銀塩では 35mm でも被写界深度が浅いと感じたんだ。

マクロはコンパクトデジカメでも間に合うと以前書いたが、例えば Canon IXY DIGITAL 900 IS でテレ端 105mm 相当は実焦点距離 17.3mm、RICOH Caplio R5 で 135mm 相当だと 22mm 強、テレ端 200mm 相当は 33mm、FUJIFILM FinePix F31fd でテレ端 108mm 相当は 24mm。どれもテレ端でも「広角マクロ」になるので背景をあまりぼかすことができない。だからマクロを本格的に撮ろうと思ったら一眼レフが必要になる。

現在所有しているのはコンパクトデジカメを除くと、銀塩レンジファインダーと 50mm のレンズ、絞り優先 AE のある 35mm 単焦点の銀塩コンパクト。あと欲しいのは 28mm 位の広角、マクロ、中望遠(〜望遠)である。広角レンズは銀塩レンジファインダー用のを買えばいい。

広角〜中望遠とマクロのためにコンパクトデジカメを買おうと思っていたが、マクロと中望遠〜望遠は一眼レフ、広角は銀塩レンジファインダー、それから人生においてはいろんなイベントがあるので主にその時の記念写真用途としては銀塩コンパクトに高感度ネガを入れれば良い。となるとコンパクトデジカメを買う動機がなくなってきた。

一眼レフはデジタルのみにして OLYMPUS のフォーサーズともう決めているのだが、E-330 のようなライブビュー機能付きで欧州モデルの E-400 並みに小型軽量で μ750 から移植した撮像素子シフト式手ブレ補正機構搭載のカメラボディと、ZUIKO DIGITAL レンズのロードマップにある 100mm の望遠マクロを出してくれないと(そしてそれが軽量レンズでないと)買う気にならない。現行ラインナップには全く満足できない。高感度は ISO400/800、できれば ISO1600 まで常用できるくらいの画質になってほしい。つまり FUJIFILM FinePix S6000fd と同等かそれ以上に高感度に強くてなおかつ手ブレ補正機構搭載で可動式液晶モニタの自由度も増して、「ネオ一眼」の強みを全部吸収したレンズ交換式デジタル一眼レフを望む。ミラーアップ時のライブビューでは従来の一時ミラーダウンしての位相差検出方式 AF(ファームウェアアップデート後)だけでなくコンパクトデジカメのようなコントラスト検出方式の AF も併用できるようにしてほしい。そして主にマクロレンズ向けに、CAMEDIA SP シリーズにあるような AF ターゲット選択機能も。

これだけの機能を搭載したデジタル一眼レフが出るまで何年かかるかわからないので、とりあえず今はつなぎとしてマクロはコンパクトデジカメで間に合わせる。マクロ最優先、次に広角 28mm からのズーム。

広角は銀塩で FUJIFILM NATURA CLASSICAKLASSE W という選択肢もあるが、KLASSE W の絞り開放 F2.8 でシャッター最速 1/500 秒というのは CONTAX T3 と同じなので驚かない。ISO 感度マニュアル設定は RICOH GR1v と同じ。やっぱり 1/1000 秒、1/2000 秒というシャッター速度が必要になる場面があるかもしれないので、広角は銀塩レンジファインダー用レンズかコンパクトデジカメにする。

10月にこの記事を書いた時点では IXY DIGITAL 900 IS に傾いていたが、かなり売れているようだし TVCM もやっているのでそんな商品は買いたくない。老若男女写真好きから初心者までみんな持っているものだと思うと欲しくなくなる俺はひねくれ者。ただこれだけの理由で IXY DIGITAL 900 IS は却下。あとは Caplio R5 か FinePix F31fd かだが、毎年冬になると一気に写真を撮る気が失せるので来年春モデルまで待つ。マクロの主な被写体である花のない季節になったし。

以下参考までに Impress デジカメWatch よりこれら 3機種に関連する記事へのリンク。

リコー、Caplio R5の最新ファームウェアを公開 (2006年10月 4日)

リコー、Caplio R5のファームウェアを更新 (2006年10月18日)

【実写速報】リコー Caplio R5(改訂) (2006年11月 8日)

【新製品レビュー】リコー Caplio R5 (2006年11月10日)

リコー、Caplio R5のファームウェアを更新 (2006年11月22日)

発売から 3か月以内に何度もファームウェアをアップデートするなら最初から完成度を高めてから発売しろよと思う(追記)。

【実写速報】富士フイルム FinePix F31fd (2006年11月22日)

【実写速報】キヤノン IXY DIGITAL 900 IS (2006年12月 1日)

【新製品レビュー】キヤノン IXY DIGITAL 900 IS (2006年12月14日)

【新製品レビュー】富士フイルム FinePix F31fd (2006年12月15日)

IXY DIGITAL 900 IS は「気になるデジカメ長期リアルタイムレポート」(バックナンバー)もあり。ワイド端での歪曲収差は FinePix F31fd が最も良く補正されていると感じた。これだけ 36mm 相当というのもあるが。

追記: 12月28日

リコー、「Caplio R5」の新ファームウェア (2006年12月26日)

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