センスとアイデア勝負、それがなければ子供騙し

「セクシーボイスアンドロボ」(日本テレビ系火曜 22時〜)新設のドラマ枠ということで期待してたんだけれども、第 1 話・2 話は良かったが 3 話が平凡で少しがっかりして、やっぱりディレクターが代わるとダメになるものなのかなあ、と思っていたら 4 話は脚本も代わってしまって、さらにダメになってがっかり。

第 1 話冒頭のいじめ自殺のニュースを見て「親に相談する子供なんていないよ」とか、第 2 話ではなぜか警察に追われながら「恋愛ってこんな感じ?」とか、そういう感覚はいいと思う。1 話で事件現場らしき光景を見て誰かに話したくなったというだけの理由でテレクラに行くとか、ドラマの撮影に飛び入りで参加させたり、2 話ではコスプレで検問を突破しようとしたり、カバンが二回入れ代わる所とか、面白いアイデアいっぱい出てくるなあ、と思ってたんだけど。3 話・4 話にはそういうのがなかった。3 話は「お歯黒女」の正体がわかったらそれでおしまい、それ以上何も起こらない。「七色の声」使ってないし。4 話の「おしり喫茶」ってセンスが「浦安鉄筋家族」並み、それでは小学生にも馬鹿にされるよ。いちばんひどいのは教授にカセットテープを聞かせるシーン、会話になってないよ。

「七色の声」もオタク青年って設定も使いこなせてない。オタク青年で女好きって設定がよくわからない。それは妄想好きということじゃなくて? たぶん制作スタッフがオタクを知らなすぎるんだと思う。テレビドラマにおいて原作なんてベースでしかないんだから、登場人物を増やしてみるとかしたらもっと面白くなったんじゃないか。例えばニコの同級生に幼なじみのオタク少年がいてロボと共感しあうとか、姉の一海ちゃんの恋人が刑事で、ニコとロボの行動を不審に思って密かに監視したり、背後の「骨董屋」を牽制したり。母親のご近所付き合いくらいあってもよさそうなものだが。

ほぼ完全な一話完結って感じで、全体を通して続いていくエピソードがない。例えば誰かがある人に想いを寄せているけどうまくいかないとか、まったくないわけではないがほとんど活用されてない。次回に続く伏線もないので来週も見ようという気にならない。複雑な人間関係を絡ませて複数のエピソードを同時進行させるというのは考えなかったのか。そういうのは視聴者にとって難解だからやめたというのであれば、このドラマのターゲットは小学生以下か。確かに小学生や中学生が見れば何か得るものはあるかもしれない。出発点から間違っている「わたしたちの教科書」(フジテレビ系木曜 22時〜)よりはましだろう。でも子供は大人以上に飽きっぽいんだよ。少しでもつまらなかったらすぐに見捨ててしまう。

そもそもコメディにしたいのか真面目にしたいのか。どっちつかずな感じで収まりが悪い。大後寿々花は顔に表情がない。コミカルな演技はまだまだ修業が必要だな。

第 5 話の予告編見たら昨年の「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」(2006年 7月〜 9月日本テレビ系)の制服を使い回しか? と思ったらやっぱりそのようだ。公式サイトのプロデューサー日記によるとあのドラマの出演者も再び出ているようで、だったら一海ちゃんこと村川絵梨も生徒役で「潜入」しなきゃ。「お歯黒女」の再登場は無理だろうが、少なくともキモロン毛には出ていてほしい。

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