はじめに μ780 ありき

4月末に書いたこの記事では OLYMPUS E-410 を検討しているような、あるいは E-510 を待つような曖昧な書き方をしていたが、実はこの時点で既に OLYMPUS μ780 に決めていて、後は 7月頃まで値下がりを待ちつつ他社から同等の機種が出ないか様子を窺っていたのである。

コンパクトデジカメ選びの基準はマクロ最優先、次に広角 28mm 相当からのズームということで、4月14日に書いたこの記事では本命は RICOH Caplio R6 と書いたが、やはり R5 からのスペックダウンが悔しい。デジカメ事業が小さな副業でしかないリコーの製品より、柱の一つとしているオリンパスの製品を買って支持したい。将来はフォーサーズ一眼レフを買う予定であるし。広角はあきらめて銀塩レンジファインダーのみにする。

2年前の 3月からデジカメはずっとリコーリコーと言ってきて最後の最後に裏切る形になるが、2年間ずっと買わずに考えて考えて考え過ぎて疲れてしまった。どうせ趣味で使う物なんだから理路整然とした理由など必要ない。逆に初めに μ780 という結論ありきで考えると、Caplio R6 を選ばない理由がいくつも出てくるのである。

まずは「ダブルリトラクティングレンズシステム」に対する不安。レンズ群の一部をスライドさせて収納する方式を最初に実現したのはペンタックスとカシオ計算機だったと思うが、キヤノンのコンパクトデジカメのカタログを見ると、キヤノンがストレート沈胴式光学ズームを採用するのは光軸をぶらさずに安定した高画質を得るため、などと書いてある。これはペンタックス・カシオ計算機やリコーのような技術を開発できないキヤノンの言い訳だと思っていたが、実際に光軸ブレによると思われる不具合が少なくとも Caplio R5 までは多かったらしい。やっぱりキヤノンの考えが正しかったということだろうか。実際に他社を見ても、MINOLTA DiMAGE X に始まる屈曲光学系ズームはソニー、カシオ計算機、オリンパス、富士フイルム、ニコンと多くのメーカーが採用しているけれども、スライド収納システムはペンタックス・カシオ計算機とリコーしかないようである。ペンタックスが特許をたくさん取得したせいもあるかもしれないが。購入直後は大丈夫でも何年も使っているうちに光軸がぶれてくるようであれば困る。コンパクトデジカメも 5年位は使いたいので、数年で要修理という製品は避けたい。

次にシャッター速度。これまで絞り優先 AE 等のあるデジカメを使ってきて、絞りとシャッター速度はきっちり 1/3EV ステップずつ変化するものと思ってきた。銀塩レンジファインダーで 1段ずつのシャッター速度の数値を覚え、それからデジカメのシャッター速度優先 AE を見て、例えば 1/1000 秒を 1/3段遅くすると 1/800 秒とか、1/3段ずつ変化させる時の数値も暗記してしまった。もちろん絞りも暗記した。その規則的な数値を覚えてしまうと Caplio R6 のシャッター速度が気持ち悪いのである。絞りだけならまあ許せるが。カタログを見てるだけでも 1/68 秒とか 1/1230 秒、1/52 秒、1/14 秒、1/620 秒と、いかにも電子的に計算したらこんな数値になりましたといった感じである。低感度に固定していて手ブレしそうになったら感度を上げればいいのだが、例えば ISO100 を ISO200 に 1段増感するとシャッター速度も 1段速くなるはずだがどんな数値になるのかすぐに思いつかない。かといって ISO AUTO や AUTO-HI にすると今度は ISO161 とか ISO322 とかになるようである。こういう所が気色悪い。頭が固いと言われればそれまでだが、それだったらなぜ他社はデジタル一眼レフからコンパクトデジカメまで絞り・シャッター速度・ISO 感度とも銀塩カメラ時代からの 1/3EV ステップを大体守っているのか。GR DIGITAL / Caplio GX100 も含めてリコーのシャッター速度(と ISO 感度)には馴染めない。

これらの理由から Caplio R6 はやめることにした。これまで広角 28mm 相当からのズームにこだわってきたのでリコーとキヤノンの一部機種、富士フイルムとオリンパスの高倍率ズーム、松下の製品しか見てこなかったのであるが、広角を捨てると候補が一気に増える。それで μ780 を前提にして

  • マクロ最優先なのでテレ端実焦点距離ができるだけ長いズーム、ただし EVF 搭載高倍率ズーム機を除く
  • 高感度は ISO400 まで実用的であってほしいので有効1,000万画素超は除外
  • 手ブレ補正機構なしも除外

という条件で選ぶことにした。これらの条件に合致した Canon IXY DIGITAL 810 IS と SONY Cyber-shot DSC-T100 について次の記事で書くことにする。もちろん μ780 という結論を前提として。

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