逆光補正、スポット測光、日中シンクロ

直前の記事のタイトルは、μ780 は絞り優先 AE 等がなくシャッター半押しで絞り・シャッター速度も表示されない、基本的にカメラ任せのオートで撮ってくださいという設計思想のデジカメなので、何も考えずオートで撮りまくればいいかと思ったが、カメラの使いこなし方をそこそこ知っていていろんな撮影シーンを想定するとそうもいかない、という意味である。そしてこういう設計思想のデジカメでも撮影シーンに応じた適切な撮り方はできるように作られている。

RICOH Caplio R6 は直前の記事に書いたように ISO オートの上限は 200、高感度設定オートの上限は 400/800/1600 から選択できるが、ISO400 まで常用するつもりなので ISO「AUTO-HI」の上限は 400 に設定するだろう。とすると明るい所では最低感度 ISO64 固定、日陰など暗い所も撮る場合は手ブレ補正オンにして ISO AUTO-HI にすればいいか。となると ISO AUTO が無意味になってしまう。常用するのを ISO200 まで、400 以上は非常用、と考えるならこれでいいんだけど。その場合は上限を 800 あたりに設定するだろう。俺の感覚ではテレ端開放 F5.2 で手ブレ補正があまりあてにならない/あてにしないなら ISO400 まで常用できなきゃならないと思うのだが。だから μ780 の ISO オートが 400 まで、高感度オートは 1600 までの方がしっくりと来たのである。もちろん TruePic III によるノイズ低減を前提としている。

それから Caplio R シリーズのスローシャッター速度制限って設定に意味はあるのか。シャッター半押しでシャッター速度が表示されるのだからそれを見れば手ブレするかしないか判断できるだろう。いや、ワイド端 28mm 相当やテレ端 200mm 相当なら判断できるが、ズームの中間地点でどの辺の画角なのかよくわからない状況では判断しにくい。それだったら μ780 のようにシャッター速度も絞りも表示せずフラッシュマークの点滅だけでも間に合う。それを見て最低感度 ISO80 固定のまま手ブレ補正オンのみにするか、さらに ISO オートにするか高感度オートにするか、被写体によってはフラッシュを発光するか、逆光ならば顔検出逆光補正オンにするかスポット測光にするかフラッシュ強制発光(日中シンクロ)にするかを判断できる。Caplio R シリーズのスローシャッター速度制限は OFF、1/2秒、1/4秒、1/8秒の 4つからしか選択できないようである。手持ちではワイド端 28mm 相当で手ブレ補正オンにして 1/8秒でぎりぎり手ブレしないかという程度だろうから、他の選択肢は OFF 以外無意味だと思う。しかも初期設定の 1/8秒にしていてもズームすれば手ブレする。

さて、直前の記事の補足と Caplio R シリーズ批判はこれで終わりにして、μ780 の顔検出逆光補正機能を検証する。Caplio R6/R5J をやめて μ780 を選んだ最大の理由はこの機能の存在である。

以下の 5枚の画像は顔検出逆光補正オンの 3枚目を除いてプログラムオート、6.4mm(36mm相当)、ISO80、F3.3、露出補正0.0EV、ホワイトバランス晴天(5300K)、手ぶれ補正機能オフ、スポット AF(中央 1点 AF)。4枚目を除いて ESP 測光(分割測光)、5枚目を除いてフラッシュ発光禁止。

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これは一般的な設定で撮ったもの。1/250秒。

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これは 1枚目の画像をカメラ内の編集機能「逆光自動調整」で別ファイルとして作成したもの。ファイルサイズは 1枚目が 1.46MB、編集後の 2枚目が 1.69MB と増えてしまったが画質はやはり劣化している。なおここにアップした画像はすべて GIMP で縮小して解像度を下げたものである。

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顔検出逆光補正オン。1/160秒。直前の記事に書いた通りフルオートに変更したのでホワイトバランスオート、iESP AF(多点測距 AF)になっている。ISO もオートだが 80 のまま。アジサイを人間の顔と誤認識しているわけではないし、そこにスピリチュアルな存在を感じ取っているわけでもないだろう。フルオートに変更しなくても顔検出逆光補正ボタンを押してオンに変更するだけでいいか。被写体が人物の場合は状況に応じてフラッシュ赤目軽減に変更すべきか。その場合は ISO オート、ホワイトバランスオートの方がいいだろうから、この 2つをいちいち変更するよりフルオートにしてしまえばいい。

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スポット測光。1/50秒。この画像の中央部ではなくもう少し暗い部分でシャッター半押ししてから構図を変えたのかもしれない。いずれにしても -0.7 〜 -1.0EV の露出補正をしておけば良かった。これだけ明るい所では液晶モニタが見にくいので、リアルタイムヒストグラム表示で確認しながら補正することになるだろう。

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フラッシュ強制発光すなわち日中シンクロ。1/100秒。フラッシュ発光する時はホワイトバランスオートにするべきかもしれない。

このうちどれかをプリントするとしたら、顔検出逆光補正オンのものか日中シンクロのものか。今回の被写体は日中シンクロが利用できたけれども、例えばスーパーマクロモードではフラッシュ発光禁止になってしまうし、明暗差のある遠景では発光しても明るくならない。スポット測光にしても逆光補正したい部分が中央にあるとは限らないし、シャッター半押ししてから構図を変えるとなると AF も逆光で暗くなっている部分に合ってしまうので、AF は他の被写体に合わせたいという場合は困るかもしれない。ということで逆光補正機能はないよりある方がずっといいのである。

ちなみにアジサイは北海道では 7月下旬から 8月にかけて咲くものである。

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