μ780 の取扱説明書に書いてない仕様

OLYMPUS μ780 をハッキングと言ったらおおげさだけど、取扱説明書にも書いてない詳細な仕様について調べてみた。

その前に主にこの記事に書いた普段の使い方だが、ISO 感度はオートに設定することにした。上限が ISO400 で、できるだけ低い感度で撮ろうとするようだから。むしろ CCD シフト式手ブレ補正オンであっても手ブレするんじゃないかというくらいである。例えば手ブレ補正オン、ISO オート、フラッシュ発光禁止、ズーム位置ワイド端 36mm 相当で撮ったもので、F3.3、1/8秒、ISO200 になったものがある。上限の ISO400 で 1/15秒の方が手ブレしにくいと思うがそうならない。考え方によっては「手ブレしやすい仕様」と言われるかもしれないが、俺は少々手ブレしても構わないから感度は低めにしてほしいと考えている。もともと μ780 の ISO400 の画質はギリギリ許容範囲、あまり使いたくはない。たぶんフラッシュオート発光を前提に感度を決めているんだろう。

ということで普段は「P」(プログラムオート)でホワイトバランス随時変更、ISO オート、主に単写、デジタル ESP 測光ときどきスポット測光、スポット AF、手ブレ補正オフまたはオン、顔検出逆光補正オフ、フラッシュ主に発光禁止ときどき強制発光。明るい所で逆光または輝度差が激しくて一部黒つぶれしそうな場合は、顔検出逆光補正オンにしてフラッシュ発光禁止か、スポット測光にするか、フラッシュ強制発光にしてホワイトバランスオート。「AUTO」(フルオート)に変更する必要はない。そして被写体が人物の場合は顔検出逆光補正オンでフラッシュ赤目軽減にしてホワイトバランスオート。

さてここからようやく μ780 の取扱説明書に書いてない仕様について。まずは画角ごとの絞り値。

ガイド撮影モードにして「1 撮影効果を比較して設定する」→「1 ズームを比較する」で出てくる 4つの画面について、今年 3月の μ780 のニュースリリースには「例えば、ズーム倍率を選択すると、液晶モニターに光学1倍、2倍、3倍、5倍の4つのパターンが表示されます」とあるが、正確には 2倍・3倍ではないことがわかった。それよりもここから約 2倍なり約 3倍なりを選択して「設定しました」と出た後にモードダイヤルを回して通常の撮影モードにすると、そのまま約 2倍または約 3倍のズーム位置で撮影できる。RICOH Caplio R シリーズのステップズーム + マイセッティングほど便利ではないが、2倍や 3倍の画角を選びたい時にはこれは使える。それぞれのズーム位置での絞り値は

ワイド端 6.4mm(36mm相当): F3.3 / F5
約 2倍 11.6mm(65.3mm相当): F4.2 / F6.3
約 3倍 18.27mm(102.8mm相当): F4.7 / F7.1
テレ端 32mm(180mm相当): F5 / F8

となる。ワイド端で明るい所でどんなに高感度にしてみても F5 にしかならず、シャッター最速 1/2000秒で明らかに露出オーバーな写真になる。すべての焦点距離において絞りは二段階しかないようである。

次にホワイトバランスの色温度。

晴天: 5300K
曇天: 6000K
電球: 3000K
蛍光灯1(昼光色): 6600K
蛍光灯2(昼白色): 4500K
蛍光灯3(白色): 4000K

デジタル一眼レフの E-410 の取扱説明書を見るとそっちでは蛍光灯1が白色蛍光灯 4000K、蛍光灯3が昼光色蛍光灯 6600K となっている。なんで E-システムと μ DIGITAL とで逆になってるんだろうか。他は名称も色温度の数値もすべて同じ。といってもここに挙げた数値は μ780 で撮影した画像の Exif データを OLYMPUS Master 2 で確認した際に表示された数値である。E-410 ではこれらに加えて日陰 7500K もある。

高速連写とシーンモードのキャンドル、寝顔、ショット&セレクト1は最高感度 ISO2500、画像サイズは 2048×1536 ピクセル以下に制限されるが、これらは画素加算もしくは画素混合による高感度らしく、最低感度は ISO800 となる。だからかなり明るい所では高速連写は使えない。テレ端にズームして F8 でも露出オーバーになってしまう。

それからこれは取扱説明書に書いてあると思うが、すべてのシーンモードでホワイトバランスを変更可能である。例えば夕日モードにするとそれにふさわしい発色になるようだが、ホワイトバランスを初期設定のオートから曇天に変更するとさらに赤くなる。ISO 感度はほとんどのシーンモードで変更不可。水中ワイド1、水中ワイド2、水中マクロでは選択可能だが高感度オートは選択不可。

これらの仕様は 9月発売の μ830 でも同じなんだろうか。μ780 と μ830 の違いは画素数が増えたこと、「ファインズーム」(画像の中央部分を切り取る擬似ズーム機能)の追加、ISO オートが 80〜400 → 64〜800、顔検出 AF の追加。大体こんなところか。「フェイス & バックコントロール」は、μ780 から実装されている「シャドー・アジャストメント・テクノロジー」による「顔検出逆光補正機能」の働きをわかりやすく説明するために付け加えられた言葉でしかない。「顔検出パーフェクトショット」は「顔検出逆光補正機能」を言い換えただけである。μ780 でも被写体が人物じゃなくても逆光補正することはこの記事で書いた。

個人的に最も大きな変更は ISO オートの上限値が 400 から 800 に上がったことである。μ780 でも ISO400 はできるだけ使いたくないのに710万画素から800万画素に増えてよりノイズが増えそうなのに上限が 800 というのは受け入れられない。μ780 にしといて良かった。

シャッター半押しで液晶モニターに絞りとシャッター速度が表示されるようになったが、ISO オートにしていると ISO 感度は表示されないのでわからない。絞りはどうせ二段階だろうし選べないんだから表示する必要はない。表示するなら絞りとシャッター速度ではなく、シャッター速度と ISO 感度にするべきである。そしてなおかつ Canon IXY DIGITAL シリーズの「ISO ブースター」機能のように手動で増感できるようになればもっといい。手ブレしそうな遅いシャッター速度になる時にフラッシュマークが点滅するのは従来通り。シャッター速度がわからなくてもこの点滅だけで十分だと俺は判断したので μ780 にした。ISO オートの上限は 400 だしそれでも手ブレしそうならフラッシュを発光すればいい。

露出補正しようとすると画面がガイド撮影モードのように 4分割表示になるのがわずらわしい。目盛り表示の方が良かった。

最近 μ830 の TVCM を見かけるが、シャッター音はあんな音じゃないだろう。AF 合焦音はあれでいいと思うけど。今年 6月末に μ780 の TVCM が流れた時、やばい売り切れるんじゃないか、早くディープブルーを確保しなきゃ、と思ったものだが、いまだに余っているようだ。μ DIGITAL シリーズの最近のカタログに μ780 は載ってないので既に生産終了だろう。μ780 の TVCM を見た時もあんなシャッター音なんだろうかと少し期待してたら、買ってみたら全然違った。

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