赤 黄色 緑

olympus-wonder.com の「みんなで創るミュージックビデオ・プロジェクト」の写真アップロード受付がもうすぐ終わる。俺は Mr. Children は基本的に嫌いだが「彩り」という曲は悪くないと思った。でもアップロードされている写真を見て、自分がいかに写真が下手かを痛感した。趣味として「作品」的なものを目指すどころか、単にその日その時間にそこにいたという記録を残しているだけになっている。デジタルでも銀塩でも。カメラにフィルムを入れるとそれをできるだけ早く使い切ってしまわねばと思い、撮る気が起きなくてもとにかくどっか行って何か撮ろうとする。観光地ならいいけど、普通の繁華街や住宅地だったりすると、カメラ持ってうろついてたら不審者と思われて警戒されないだろうか、と思って尻込みしてしまう。観光地ではありふれた記念写真のようになり、近所を散歩しても心の余裕がないのでつまらない写真しか撮れない。風景や街並みばかり撮るのをやめてまずはポートレートからクリアしようか。相手とのコミュニケーションとかライティングとか。となるとやっぱり一眼レフが最適となってしまうが、今は一眼レフは無理なんでとりあえず持ってるカメラでなんとかする。

写真が下手であっても銀塩の場合はフィルムによって発色が違うんで、その違いだけでも楽しめる。ネガの現像同時プリント L 判だけでも意外と雰囲気のある発色になっていて面白かったり、逆に好みじゃなくてがっかりしたり。それ以前に自然光で撮ると季節によって日差しが違うんで、例えば同じ午後 3時でも夏と春・秋と冬とでは太陽の高さが全然違うし、春と秋でも花や草木の色が違うし、さらに天気によっても光が変わってくる。写真というのは、たまたまその時そのカメラを持っていてそのフィルムが入っていてその位置その角度でその物に対してシャッターを切りたい気分になった、というたくさんの偶然が重なりあって出来た産物だということがよくわかる。さらに DPE によっても現像やプリントの色が変わってくるだろう。デジタルの場合はそのカメラメーカーの発色になったり、デジタル一眼レフの場合は後で発色を変えることができる。ずっと同じ発色だとつまらないので RAW で撮って現像処理というのをやりたくなるだろう。銀塩でも自分の望むような発色でプリントしてもらうことはある程度可能だろうが、素人には敷居が高い。L サイズのレーザープリントでもネガによる発色の違いはわかるんだからそれでいいと思っている。

さて、以前 AgfaPhoto が破産してからフィルムが店頭から消える前に AGFA vista 400 を使ってみたら、なんだか不思議な色になった。「30年前のカラーネガのような発色か、30年たって写真が褪色したような感じ」であまり良い印象ではなかったが、富士フイルムや Kodak の普通の色を見ているとたまには変な色も見てみたくなる。最近 AGFA ならぬ AGFAPHOTO ブランドでネガの vista 100、vista 400、ポジの CT precisa 100 が復活したというので買った。

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AGFAPHOTO with PowerShovel

Lupus Imaging Media GmbH – AgfaPhoto Vista Film

Lupus Imaging Media GmbH – AgfaPhoto CTprecisa Slide Films

Lupus Imaging & Media というのは AgfaPhoto の社員だった人々が AgfaPhoto 破産後に興した会社で、旧 AgfaPhoto 社の工場はすでにないので、AgfaPhoto の技術資料を元に現在はヨーロッパの他の工場で生産しているという。どれも箱に Made in EU と表記されている。

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この PowerShovel デザインの vista 400 の有効期限を見ると「07 09」と刻印されている。まさか2007年09月? 10月に買ったのに期限切れかよ、と思ったが、よく考えたら欧米では年を後に表記するのが普通である。Kodak のネガも「07/2009」などと表記しているし、ビックカメラやヨドバシカメラでも売っているイギリスの ILFORD やチェコの FOMA のフィルムも確認したらこれらも月が先で年が後になっていた。コニカミノルタ CENTURIA SUPER 400 でも「02/2009」などとなっている。年を先にしているのは富士フイルムだけらしい。だから「07 09」は 7月2009年であろう。vista 100 は「09 09」、後で買った CT precisa 100 は「09 08」となっていた。

赤い箱だとなんとなく赤が鮮やかに写りそうな気がしてしまう。緑の箱の富士フイルムは緑が鮮やかなイメージがあるし、以前フジカラー PRO 400 で室内の蛍光灯下でフラッシュ非発光で撮ったら緑かぶりしたことがある。同じ室内の蛍光灯下で Kodak MAX beauty 400 では黄色っぽくなった。実際にはフラッシュの使い方や DPE での現像・プリントの仕方に注意すれば、すべての Kodak のネガが黄色寄りで富士フイルムが緑寄りというわけではないんだろうけど、なんとなくフィルムの箱の色にイメージが左右されてしまう。ということで赤の発色に期待。紅葉の季節なので赤を探したら、行く所みんな黄色ばかりであった。もちろん赤くも黄色くもならない緑のままの木もある。vista 400 の 36枚撮り 1本撮ったがまだプリントを受け取ってないので発色については後日。

AGFAPHOTO ブランドで vista が復活したというのは 2ちゃんねるのカメラ板のコニカのフィルムスレで知って、AGFA のフィルムスレで詳細を知った。ヴィレッジヴァンガードで売ってるというが、もしかしたらそれは札幌ロフト 2階にあるマニアックな雰囲気の店か?と思って行ってみたらやっぱりそうだった。上でリンクを張った SuperHeadz の HOLGA を初めとしたトイカメラや、梅佳代『うめめ』、蜷川実花学習帳(Mika’s Shop)なんてのもあった。420円なんて高すぎるぞ。どうせ表紙と裏表紙の写真だけなんだろ。学習帳といえばジャポニカ学習帳だと思っていたが、ジャポニカ学習帳はショウワノートで、この蜷川実花学習帳はセイカのポプラディア学習帳をベースにしているらしい。

110 フィルムを使うというイキモノシリーズカメラに同梱のフィルムに Ferrania Solaris とかいうのがあった。今度はこのイタリアの Ferrania 社の Solaris FG PLUS の 135 フィルムの輸入を希望。

追記: 12月 2日

ferrania.jp

Ferrania Solarisフィルムのご紹介です。 (TOKYO GRATZY BLOG-PARADE100、2007年11月20日※リンク先のブログは既に閉鎖)

まさか「輸入を希望」と書いて投稿して 3週間でそれが実現するとは思いもよらなかった。次の記事で触れた Tokyo gratzy PARADE100 を販売していた業者(PARADE100 は販売終了※同じく閉鎖)が輸入して販売するようだ。AGFAPHOTO ブランドのフィルムも輸入だし、コニカミノルタのフィルムが店頭から消えつつある現状で、同じ事を考える業者がいても不思議ではないか。

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