四十数分間の深イイ話

「Q10」(※1)第 5 話で山本民子(蓮佛美沙子)へのいじめがあったと思ったが、6 話では何事もなかったかのように話が進行している。5 話と 6 話は違う人が脚本書いたんだろうか。

木皿泉というのは二人の脚本家が共同で使用しているペンネームだそうで、それを知っててドラマを見ると、この回とあの回は違う人の担当だったんじゃないのかなあ、と思ってしまうことがある。

「セクシーボイスアンドロボ」(※2)だと 1・2・6・11(最終)話と 3・8・9・10話は違う人の担当じゃないだろうか、こんなに作風が違うならコンビ解消したらどうか、と思ったが、こういう予想はたいてい外れているものだし、たとえ当たっていたとしても、木皿泉コンビも日本テレビも秘密主義だから、決して認めないだろう。一回分の脚本を二人で共同で書いてるかもしれないし。1・2・6・11話はまあ良かったんだけど 3・8・9・10話は俺には駄目だった。特に 8・9 話はひどかった。

すべての回において、何かあるとすぐに主人公の独白風ナレーションに逃げる。そのナレーション担当が女子中学生だったから、ガキのくせにたそがれてんじゃねーよ、と思った。独白風ナレーションはただでさえ感傷的になりがちなのに、その内容も感傷的だったから、観ている方はうんざりする。「北の国から」の弊害というか下手な模倣でしかない。

今回の「Q10」も感傷的な内容の独白風ナレーションがあるが、前ほど反感は持たない。17~18歳という年頃ならそんなことも考えるかな、俺も考えてたかもな、と昔を思い出しながら観たりする。

ただこのドラマに登場する高校生達は、どうしてみんな覇気がないのだろう。十代だったら、制御が利かないくらいのエネルギーを持て余して時に暴走する奴も結構いると思うんだけど、そういうのは出てこない。いまどきの十代はみんなあんなにクールなのか?そんなことないだろう。

それとこのドラマ、気の利いたセリフや言い回しばかり探し求めて提示しようとしていて、「1分間の深イイ話」ならぬ四十数分間の深イイ話、といった趣である。1分間ならまだいいけど(それでも俺はあの番組を見ないけど)、四十数分間もやられると食傷気味である。観ていて毎回疲れる。

それにみんなセリフの声がボソボソと小さくて聞き取れないんだよ。声を張れ!

1・2 話がつまらなかったので批判する、とGoogle Buzzに書いたが 3 話以降は良くなった。それでもこれだけ不満はある。6 話でやっと SF 的な展開を見せ始めたのでその部分だけは関心がある。「10年先も君に恋して」(※3)が SF 的な要素に関しては期待外れだったので。あれは SF 的な要素を少しだけ入れながら、本題は恋愛や結婚についての真面目な話だったから、それなら「ホタルノヒカリ2」(※4)でいいよ、となってしまった。テーマも放送時期も重なってしまったのが不運であった。20年後の博さんもやって来て10年後の博さんに説教したりしたら面白いのにな、と「モテキ」(※5)を序盤数回だけ観た俺は思ったのだが、「10年先も君に恋して」の設定だと過去の自分に説教は無理か。

※1 「Q10」日本テレビ系土曜21時~

※2 「セクシーボイスアンドロボ」日本テレビ系2007年 4月 – 6月、全11話

※3 「10年先も君に恋して」NHK総合2010年 8月31日 – 10月 5日、全 6 話

※4 「ホタルノヒカリ2」日本テレビ系2010年 7月 – 9月、全11話

※5 「モテキ」テレビ東京系2010年 7月16日 – 10月 1日(金曜深夜)、全12話

おまけ: 勝手に「Q10」スピンオフ

Q10えもん

Q10ハニー

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