鏡のない国のEOS

●ニコン1シリーズよりはわかりやすい

キヤノン、同社初のミラーレスカメラ「EOS M」。APS-Cセンサー採用 (デジカメWatch、2012年 7月23日)

ニコン1シリーズでニコンFマウントのレンズをマウントアダプタ経由で使用する場合、撮影画角はレンズの実焦点距離の2.7倍となる。例えば50mmのレンズだと35mm判換算135mm相当となる。同じニコンのAPS-Cサイズ撮像素子搭載一眼レフでは1.5倍なので、50mmのレンズは75mm相当。同じニコンでも画角が違う。

でもキヤノンEOS MはEOS 7DやKissシリーズと同じ面積の撮像素子なので、EOS MでEFマウントレンズをマウントアダプタ経由で使用しても、7DやKissと同じく1.6倍。50mmレンズなら35mm判換算80mm相当となる。

同様の事がソニーEマウントAマウントにも言える。

●APS-Cミラーレス3つ、相互運用できない

ソニーEマウント、FUJIFILM X-Pro1のXマウント、そしてキヤノンEF-Mマウントの3つが、APS-C撮像素子採用ミラーレス・レンズ交換式デジカメ専用マウントであるが、これらのフランジバックを確認すると

ソニーEマウント: 約18mm
富士フイルムXマウント: 17.7mm
キヤノンEF-Mマウント: 18mm

と、ほとんど同じ。レンズのイメージサークルはすべて同じなのに、他マウントのカメラでマウントアダプタを介してレンズを使用することができない。

マイクロフォーサーズマウントのフランジバックは約20mmだが、レンズのイメージサークル径がAPS-Cより小さいので、マイクロフォーサーズのレンズをこれらAPS-Cミラーレスカメラで使えない。そしてその逆もできない。これらAPS-Cミラーレスマウントのレンズをマイクロフォーサーズカメラで使えない。マイクロフォーサーズの方がフランジバックが長いから。

一眼レフの世界ならば、例えばニコンFマウントやペンタックスKマウントのレンズを、マウントアダプタ経由でキヤノンEFマウントのカメラで使用できたのだが。新マウントが林立して相互運用もできないという、分断状態になっている。

ペンタックス K-01というのもあるが、これは一眼レフ用Kマウントのままミラーレスにしただけなので、無駄に体積の大きいカメラとなっている。これもまた意味不明。

●ボディ内手ブレ補正はオリンパスとペンタックスだけ

ソニーEマウント、ニコン1シリーズ、キヤノンEF-Mマウント、マイクロフォーサーズでもパナソニックのカメラ・レンズはレンズシフト式手ブレ補正となっている。富士フイルムもXFレンズのロードマップを見ると手ブレ補正機構搭載レンズを投入予定のようだ。撮像素子シフト式手ブレ補正はオリンパスとペンタックスK-01、ペンタックスQだけ。

マウントアダプタ経由で他マウントのレンズを使用する場合、ボディ内手ブレ補正の方がすべてのレンズで有効なので便利。

でもペンタックスQは撮像素子が1/2.3型(5.9 x 4.4mm)、画角は焦点距離の5.5倍とかなり狭くなる。例えば50mmのレンズだと35mm判換算275mm相当。望遠になることよりも、36 x 24mmなど大きな面積に写すことを想定したレンズの、中央のかなり小さい範囲だけを使って有効1240万画素で撮るとなると、よっぽど高解像なレンズでないと能力不足になってしまう。Qで他マウントレンズ使用は非現実的。

ペンタックスK-01は一眼レフ用Kマウントなので、他マウントレンズはM42スクリューマウントくらいしか使えないだろう。ということでライカL/MマウントやニコンFマウントなどのレンズをマウントアダプタ経由で使用するには、オリンパスが最適。

リコーGXRにGXR MOUNT A12というユニットがあるが、これも手ブレ補正機構はない。

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