過去の歴史を変えたいと思うか

読んだ本の感想を書こうと思っていたが、ただ面白かったというだけでは公開する意義がないので、面白くなかった小説のことを中心に。

山本弘『去年はいい年になるだろう』、PHP研究所・PHP文芸文庫、2012年

同じ作者による『アイの物語』(角川文庫、2009年)への言及があったので、先に読んでおいて良かった(昨年9月24日の記事)。

R・C・ウィルスン『時間封鎖』やR・A・ハインライン『異星の客』をすでに読んでいた者としては、この程度の思想・世界観・人間観で書かれたSFは二度と読みたくないと思った。

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遅読

本を次々と読んでいくと、読みたい本がどんどん増えていく。私は読むのが遅いのか、文庫本1冊読むのに1週間位かかったりする。読んだ本の感想を紙の日記に短く書いているので、その中からいくつか。

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『エデン』の復刊を

cakes をたまたま見ていたら(無料会員登録もしてない)、「話題記事」にこんなものが。

【受付終了】『ソラリス』解説文アンケートのお知らせ|SF MAGAZINE RADAR|SFマガジン

沼野充義訳『ソラリス』がハヤカワ文庫に収録されたようだが、これって国書刊行会から出ていたものの文庫化なのか?

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進化?退化?

性染色体の進化が生物多様性の一因だった SciencePortal、2014年3月19日

体長5~7センチのイトヨは200万年前以降に多様化したトゲウオ科の仲間で、種分化や生物多様性を研究するモデル動物として注目されている。日本列島の太平洋側に生息するイトヨと日本海にすむイトヨは近縁だが、種として異なり、性染色体が違う。この事実は、研究グループがこれまでに突き止めていた。ヒトと同じように、メスがXX、オスがXYの太平洋イトヨに対して、日本海イトヨには、ネオ性染色体が加わって性染色体の数が増えていた。今回は、これらの性染色体の塩基配列を解析し、比較した。

日本海イトヨに固有なネオ性染色体は、XとYで塩基配列の分化が起こり始めていた。また、日本海イトヨのネオX染色体を太平洋イトヨで相当する染色体の領域と比較すると、種の間の違いをうかがわせる遺伝子変異が蓄積していることも見いだした。太平洋イトヨと日本海イトヨでは、求愛行動が異なっていて交配できず、種として明らかに分化している。この種分化は「ネオ性染色体の進化が原動力になっている」と研究グループはみている。

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